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ポータブル電源の容量(Wh)と家電の使用時間の目安|計算式と早見表

定義
Whはポータブル電源に蓄えられる電力量の表示、Wは接続機器へ出せる電力の大きさです。本表は、容量から変換ロスを差し引いた利用可能電力量を、機器の消費電力で割る計算例です。
結論
使用時間の目安は「容量(Wh)×変換効率÷機器の消費電力(W)」で計算できます。変換効率を0.8〜0.85と置くと、1,024Whでは60Wの機器が約13.7〜14.5時間、75Wの電気毛布が約10.9〜11.6時間という計算になります。
注意
数値は目安・要一次確認です。実効容量、出力方式、待機電力、温度、機器の負荷変動、バッテリー残量表示、同時使用、起動電力で変わります。定格出力を超える機器は、容量が足りていても使えない場合があります。
根拠
Anker、Jackery、EcoFlow、BLUETTIのメーカー公式ページ・公式資料と、Anker公式の計算説明を参照し、代表負荷を使った自社計算例として整理しています。最終確認日:2026年10月19日。

公開日:2026年10月19日 | 更新日:2026年10月19日

ポータブル電源を選ぶときは、容量(Wh)だけでなく、使いたい機器の消費電力(W)とポータブル電源の定格出力(W)を分けて確認します。本ページでは、256Wh、512Wh、1,024Wh、2,048Whを例に、スマホ充電、ノートPC、電気毛布、小型家電、車中泊で使う機器の使用回数・時間を、変換効率を含めて計算します。

表の数値は「目安・要一次確認」です。代表負荷は全製品・全機種の実測値ではなく、計算の基準に置いた例です。購入前は接続機器とポータブル電源双方の最新仕様、取扱説明書、メーカーサポートを確認してください。

この記事のポイント

Whから使用時間を計算する式

容量のWhは、電池に蓄えられた電力量の表示です。ACコンセントでは直流から交流への変換、USBやDC出力でも回路の損失があるため、表示容量をそのまま機器に渡せるとは限りません。

使用時間(時間) = 容量(Wh) × 変換効率 ÷ 機器の消費電力(W) 本表の計算範囲:変換効率0.80〜0.85(一般的な目安・要一次確認) 充電回数(回) = 容量(Wh) × 変換効率 ÷ 1回あたりに必要な電力量(Wh)

例えば1,024Whで60Wの機器を使う場合、1,024×0.80÷60=約13.7時間、1,024×0.85÷60=約14.5時間です。実機では、出力端子の種類、電源変換、機器側の充電制御、低温、バッテリー保護の残量設定などにより、計算値から離れることがあります。

容量別の使用回数・時間の目安

下表は、容量ごとの利用可能電力量を、変換効率0.80〜0.85で計算したものです。スマホは1回15Wh、ノートPCは1回60Whを使う計算例、その他は機器の消費電力を30〜1,000Wの代表負荷として置いています。特定製品の実測値や保証値ではありません。

ポータブル電源の容量別 使用回数・時間の計算目安
容量の例スマホ充電
1回15Whの計算例
ノートPC
1回60Whの計算例
電気毛布
75Wの計算例
小型家電
100Wの計算例
車中泊機器
冷蔵庫60Wの計算例
256Wh約13〜14回約3.4〜3.6回分約2.7〜2.9時間約2.0〜2.2時間約3.4〜3.6時間
512Wh約27〜29回約6.8〜7.3回分約5.5〜5.8時間約4.1〜4.4時間約6.8〜7.3時間
1,024Wh約55〜58回約13.7〜14.5回分約10.9〜11.6時間約8.2〜8.7時間約13.7〜14.5時間
2,048Wh約109〜116回約27.3〜29.0回分約21.8〜23.2時間約16.4〜17.4時間約27.3〜29.0時間

スマホ・ノートPCの「回」は、電池容量そのものではなく、1回あたりの必要電力量をそれぞれ15Wh・60Whと仮定した計算上の回数です。端末のバッテリー容量、充電中の使用、充電器・ケーブル、満充電後の待機で変動します。冷蔵庫は温度制御で通電が止まる時間がある一方、起動時の電力が変動するため、連続60Wの実測を意味しません。

代表的な容量と定格出力の公式例

容量と定格出力は別の指標です。容量が大きくても、接続機器の消費電力や起動電力が定格出力を超えると使えないことがあります。下表はメーカー公式で確認できる型番の例で、製品間の順位付けではありません。

メーカー公式で確認できるポータブル電源の仕様例
メーカー・型番容量AC定格出力公式出典
Anker Solix C1000 Gen 21,024Wh1,550WAnker Japan公式
Jackery ポータブル電源 1000 New V31,024Wh1,500WJackery Japan公式
EcoFlow DELTA 3 Plus1,024Wh1,500W(サージ3,000W)EcoFlow Japan公式
BLUETTI AC1801,152Wh1,800WBLUETTI日本仕様取扱説明書

例えば1,000Wの電気ケトルを使う計算では、1,024Wh×0.80〜0.85÷1,000W=約0.82〜0.87時間、つまり約49〜52分です。ただし、ケトルの定格消費電力、沸騰後の停止、ポータブル電源のAC出力制限を確認し、連続使用時間として断定しないでください。

実際の使用時間が変わる条件

一次出典と確認日

以下は、メーカー公表値と計算方法を確認した一次出典です。確認日は2026年10月19日です。

  1. Anker Japan|大容量のポータブル電源とは?:1,024Whの例と、使用時間=容量×80%÷消費電力の説明。
  2. Anker Japan|ポータブル電源で扇風機は何時間使える?:変換ロスがあり、容量の80〜90%程度が実際に使用できる電力となる一般的説明。
  3. Anker Japan|Anker Solix C1000 Gen 2:容量1,024Wh、定格出力1,550W。
  4. Jackery Japan|ポータブル電源1000 New V3:容量1,024Wh、AC定格出力1,500W。
  5. EcoFlow Japan|DELTA 3 Plus:容量1,024Wh、定格出力1,500W、サージ3,000W。
  6. BLUETTI|AC180日本仕様取扱説明書:容量1,152Wh、AC出力合計1,800W。
  7. Anker Japan|Anker 767 Portable Power Station:一般的なポータブル電源の変換効率についての製品説明。製品ごとの効率が同一であることを示すものではありません。

このページの限界

本ページは、容量(Wh)と消費電力(W)の関係を同じ式で確認するためのリファレンスです。スマホ、ノートPC、電気毛布、小型家電、冷蔵庫の数値は代表負荷を置いた計算例であり、全製品・全環境の実測値ではありません。メーカーが公表する実効容量・使用時間、接続機器の定格・起動電力、最新の取扱説明書を優先してください。

価格、在庫、販売元、保証、拡張性、アプリ対応は変わる可能性があるため、本ページでは購入条件や優劣を断定しません。数値・仕様の変更があり得るため、購入前と使用前にリンク先の一次情報を確認してください。

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