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家庭用インクジェット複合機10機種を徹底比較(キヤノン PIXUS TS3730/TS5630/TS7630/TS8930・エプソン Colorio EW-456A/EcoTank EP-M476T・ブラザー DCP-J529N・HP Envy 6120/6520・HP Smart Tank 5105)——印刷速度の公式表記が「ipm」「秒」「枚/分」の3種類に分かれ、単純比較できないメーカーがあった

最終更新: 2026年9月5日|仕様は各社公式サイト記載情報(2026年9月5日確認)にもとづきます。印刷速度の公表単位(ipm/秒/枚/分)はメーカー・機種によって異なり、本記事では単位をまたいだ換算・比較はしていません。価格はメーカー公式オンラインショップ・直販価格・希望販売価格であり、市場最安値・実売価格ではありません / 運営:
キヤノン・エプソン・ブラザー・HPの家庭用インクジェット複合機を並べた比較イラスト

家庭用プリンターのスペック表には「約10.0ipm」「約2分40秒」「約10枚/分」など、印刷速度を表す数字が並んでいます。今回、キヤノン「PIXUS TS3730」「PIXUS TS5630」「PIXUS TS7630」「PIXUS TS8930」、エプソン「Colorio EW-456A」「EcoTank EP-M476T」、ブラザー「DCP-J529N」、HP「Envy 6120」「Envy 6520」「Smart Tank 5105」の合計10機種について、各社公式サイトに記載されている仕様・価格(2026年9月5日確認)を突き合わせました。実際に印刷して速度を計測した検証記事ではなく、各社が公式に公表している数値・仕様の範囲での比較記事です。

比較して分かったのは、印刷速度の公表単位そのものがメーカー・機種によってバラバラだということです。キヤノンPIXUSシリーズとブラザーDCP-J529Nは「ipm」表記、エプソンColorio EW-456Aは秒表記(A4文書のipmは公式に確認できず)、HPの3機種は「枚/分」表記でした。同じ「速さ」を示す数字のはずなのに、単位が揃っていないため、公式情報だけではメーカーをまたいだ単純比較ができません。

比較方法・選定方法

先に結論——あなたはどのタイプ?

比較表——印刷速度・インク方式・インクコスト・価格

機種メーカー印刷速度(公式表記)※1インク方式インクコスト(公式)※2価格(公式掲載)※3
PIXUS TS3730キヤノンカラー約4.0ipm/モノクロ約7.7ipm4色ハイブリッド、交換式インクタンクA4カラー約19.5円/モノクロ約8.8円(大容量)8,800円(税込)
PIXUS TS5630キヤノンカラー約9.0ipm/モノクロ約14.0ipm4色ハイブリッド、交換式インクタンクA4カラー約22.3円/モノクロ約10.5円(大容量)16,500円(税込)
PIXUS TS7630キヤノンカラー約10.0ipm/モノクロ約15.0ipm5色ハイブリッド(独立)A4カラー約12.7円/モノクロ約4.4円(大容量)23,650円(税込)
PIXUS TS8930キヤノンカラー約10.0ipm/モノクロ約15.0ipm6色ハイブリッド(独立)A4カラー約13.1円/モノクロ約4.6円(大容量)37,950円(税込)
Colorio EW-456AエプソンA4文書ipm未確認。公式表記:A4写真約2分40秒、L判写真約70秒4色独立型(染料3色+顔料1色)、カートリッジA4カラー文書約16.2円(モノクロ未確認)。L判写真インク・用紙合計約32.3円オープンプライス(本体価格は未確認)
EcoTank EP-M476Tエプソンカラー約5.0ipm/モノクロ約10.0ipm4色染料、ボトル補充式エコタンクA4カラー約0.9円/モノクロ約0.3円31,350円(税込・直販価格基準日2026-07-01)
DCP-J529Nブラザーカラー約9ipm/モノクロ約15ipm4色独立インク(カートリッジ)A4カラー約11.4円/モノクロ約2.9円(インクのみ、用紙含まず)製品ページはオープン価格。公式通販通常価格19,250円
Envy 6120HP公式表記:モノクロ約10枚/分・カラー約7枚/分(ipm表記なし)シングルカートリッジ、黒+カラー3色一体型A4文書1ページ当たりの公式コストは未確認18,300円(税込)
Envy 6520HP公式表記:モノクロ約10枚/分・カラー約7枚/分(ipm表記なし)シングルカートリッジ、黒+カラー3色一体型未確認24,500円(税込)
Smart Tank 5105HP公式表記:モノクロ約12枚/分・カラー約5枚/分(ipm表記なし)インクタンク式(ボトル)A4モノクロ約0.40円/カラー約1.13円(用紙コスト含まず、基準2025年11月)30,400円(税込)

※1 印刷速度は各社公式仕様ページの表記単位のまま掲載しています。キヤノンPIXUS4機種・ブラザーDCP-J529Nは「ipm」表記(ISO/IEC 24734に基づく測定、と注記されている機種もあります)、エプソンColorio EW-456Aは秒表記(A4文書のipmは今回確認した公式ページでは未確認)、エプソンEcoTank EP-M476Tはipm表記、HP3機種は「枚/分」表記です。ipmと枚/分は近い概念に見えますが、公式にipmという表記が確認できないHP機種については、他社のipm値と換算・比較していません。キヤノン公式も「当社測定環境下における参考値」「あくまでも目安となる数値」と注記しており、PIXUSシリーズ全体を一括りにした速度表記は避けています。※2 インクコストは各社の算出条件が異なります。キヤノン・ブラザーはA4普通紙文書のインクコスト(ブラザーは用紙コストを含まないと公式に明記)、エプソンEcoTank EP-M476TはA4文書のインクコスト、エプソンColorio EW-456AはA4カラー文書のインクコストとL判写真のインク・用紙合計コストが混在(モノクロ文書コストは未確認)、HP Smart Tank 5105はA4文書のコスト(用紙コスト含まず)です。HP Envy 6120/6520はA4文書1ページ当たりの公式コストを確認できず、カートリッジ価格・印刷可能枚数からの独自計算はしていません。※3 価格はキヤノンが「キヤノンオンラインショップ価格」、エプソンEcoTank EP-M476Tが「エプソンダイレクトショップ販売価格」(価格基準日2026年7月1日、ページ確認日2026年9月5日)、ブラザーが「公式通販(ブラザーダイレクトクラブ)の通常価格」(メーカー希望小売価格ではありません)、HPが「HP希望販売価格」です。いずれもメーカー公式サイト・公式ストアの掲載価格であり、家電量販店・Amazon・楽天市場等の実売価格・市場最安値ではありません。エプソンColorio EW-456Aとブラザーの製品ページ上の本体価格は「オープン価格」で、メーカー希望小売価格そのものは非公表です。

気づいたこと——「1分間に何枚」を全社が同じ単位で公表しているわけではなかった

家庭用プリンターの比較というと、まず「印刷速度」の数字を横並びで見比べたくなります。しかし今回、キヤノン・エプソン・ブラザー・HPの公式仕様ページを確認して分かったのは、印刷速度の公表単位そのものが揃っていないということでした。

キヤノンPIXUSシリーズとブラザーDCP-J529Nは、いずれも「ipm(1分あたりの印刷枚数)」という単位で速度を公表しています。たとえばキヤノンPIXUS TS8930は公式仕様で「カラー:約10.0ipm」「モノクロ:約15.0ipm」、ブラザーDCP-J529Nは「A4カラー普通紙:約9ipm」「A4モノクロ普通紙:約15ipm」と記載されています。

一方、エプソンColorio EW-456Aの公式仕様ページには、A4普通紙文書のipm表記が見当たりません。掲載されているのは「印刷速度(標準)約2分40秒(A4写真用紙<光沢>)」「約70秒(L判写真用紙<光沢>)」という、写真印刷にかかる時間(秒)です。同じエプソンでもEcoTank EP-M476Tは「A4文書印刷速度(標準)モノクロ:約10.0ipm、カラー:約5.0ipm」とipm表記があり、同一メーカー内でも機種によって公表単位が違っていました。

さらにHPのEnvy 6120・6520・Smart Tank 5105は、いずれも公式仕様が「ISOモノクロ:約10枚/分」「ISOカラー:約7枚/分」(Smart Tank 5105はモノクロ約12枚/分・カラー約5枚/分)のように「枚/分」という単位です。「枚/分」は文字どおり読めばipmに近い概念にも見えますが、公式ページにipmという表記そのものは見当たらず、測定条件がキヤノン・ブラザーのipm表記(ISO/IEC 24734基準)と同一かどうかも今回は確認できていません。そのため本記事では、キヤノン・ブラザーの「ipm」表記とHPの「枚/分」表記を、同じ数値として並べたり、換算したりしていません。

つまり、スペック表で「10.0ipm」と「10枚/分」を見比べて「同じくらいの速さ」と判断するのは、少なくとも今回確認した公式情報の範囲では、根拠のない比較になります。速度を基準に選びたい場合は、まず「同じ単位・同じ測定規格を公表しているメーカー・機種同士」で比べる、という一段階を挟む必要がありそうです。インクコストについても、A4文書のみの数値と、写真のインク・用紙合計コストが会社によって混在しており、同じ注意が必要です。

10機種それぞれの特徴

キヤノン PIXUSシリーズ——4機種ともオンラインショップ価格、独立インクの色数で分かれる

キヤノン公式のPIXUS商品一覧には「A4複合機」というカテゴリがあり、掲載価格は8,800円(PIXUS TS3730)から59,400円(PIXUS XK510)まで確認できます。ただしこの範囲にはプレミアム機やファクス付きモデルも含まれており、家庭用コンパクト機として中心的なPIXUS TSシリーズに絞ると、今回確認した代表機種では8,800円(TS3730)〜37,950円(TS8930)です。4機種はいずれも「キヤノンオンラインショップ価格」であり、メーカー希望小売価格は「オープン価格」として公式に記載されています。

PIXUS TS3730——4色ハイブリッド、今回の10機種でもっとも安い公式価格

公式仕様では、印刷速度がカラー約4.0ipm・モノクロ約7.7ipm、インクコストはA4カラー約19.5円・モノクロ約8.8円(いずれも大容量インク時)です。対応用紙サイズはA4・A5・B5・レター・リーガル・はがき・スクエア・2L・L・KGなど。キヤノンオンラインショップ価格は8,800円(税込)で、今回比較した10機種の中でもっとも安い公式価格でした。

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PIXUS TS5630——4色ハイブリッド、TS3730より速度・インクコストとも上位

公式仕様では、印刷速度がカラー約9.0ipm・モノクロ約14.0ipm、インクコストはA4カラー約22.3円・モノクロ約10.5円(大容量)です。対応用紙サイズはA4・A5・B5・レター・洋形封筒・長形封筒・はがき・L判・KGサイズ・2L判・六切・スクエアなど。キヤノンオンラインショップ価格は16,500円(税込)です。

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PIXUS TS7630——5色ハイブリッド(独立)、インクコストが4機種中もっとも低い

公式仕様では、印刷速度がカラー約10.0ipm・モノクロ約15.0ipmとPIXUS TS8930と並んで4機種中もっとも速い数値です。色数は5色ハイブリッド(独立)で、インクコストはA4カラー約12.7円・モノクロ約4.4円(大容量)と、4機種の中でもっとも低い水準でした。対応用紙サイズには名刺サイズも含まれます。キヤノンオンラインショップ価格は23,650円(税込)です。

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PIXUS TS8930——6色ハイブリッド(独立)、4機種中もっとも高価格

公式仕様では、印刷速度がカラー約10.0ipm・モノクロ約15.0ipmでTS7630と同水準です。色数は6色ハイブリッド(独立)で写真印刷寄りの構成、インクコストはA4カラー約13.1円・モノクロ約4.6円(大容量)とTS7630よりわずかに高めです。キヤノンオンラインショップ価格は37,950円(税込)で、今回の10機種の中でもっとも高い公式価格でした。

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エプソン Colorio・EcoTank——カートリッジ式とボトル補充式で仕様が大きく分かれる

エプソンは、カートリッジ式のColorioと、ボトル補充式のエコタンク搭載モデルで仕様の公表項目が分かれています。

Colorio EW-456A——A4文書のipmは公式に確認できず、写真印刷時間(秒)を掲載

公式仕様ページでは、印刷速度として「約2分40秒(A4写真用紙〈光沢〉)」「約70秒(L判写真用紙〈光沢〉)」という写真印刷にかかる時間が掲載されていますが、A4普通紙文書のipmは今回確認した公式ページでは確認できませんでした。インク方式は4色独立型(染料3色+顔料1色)のカートリッジで、対応用紙サイズはカード・名刺・L判・2L判・KG・スクエア・ハイビジョン・六切・A6縦〜A4縦・リーガル・レターです。インクコストはA4カラー文書約16.2円(モノクロ文書は未確認)、L判写真のインク・用紙合計コストは約32.3円ですが、この32.3円は写真のインク・用紙合計コストであり、A4カラー文書の16.2円とは算出対象が異なる数値です。本体価格は「オープンプライス」で、公式ページから通常の販売価格の数値は確認できませんでした。

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EcoTank EP-M476T——ボトル補充式、10機種の中でA4文書インクコストがもっとも低い

公式仕様では、A4文書印刷速度がモノクロ約10.0ipm・カラー約5.0ipm、L判写真印刷速度は約76秒です。インクは4色染料のボトルタイプ(エコタンク方式)で、対応用紙サイズはカード・名刺・L判・KG・スクエア・2L判・ハイビジョン・六切・A6縦〜A4縦・リーガル・レターなどです。インクコストはA4カラー約0.9円・モノクロ約0.3円、L判写真のインク・用紙合計コストは約8.2円と、今回比較した10機種の中でA4文書のインクコストがもっとも低い水準でした。価格は「エプソンダイレクトショップ販売価格」31,350円(税込)で、公式ページの価格基準日は2026年7月1日、ページ確認日は2026年9月5日です。

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ブラザー DCP-J529N——4色独立インクのコンパクトモデル

ブラザー公式製品ページによれば、DCP-J529Nは「本体もコンパクトなシンプルモデル」で、印刷速度はA4カラー普通紙約9ipm・モノクロ普通紙約15ipm、L判フチなし印刷は高画質/普通モードで約63秒/28秒です。インク方式は4色独立インク(顔料ブラックインク+染料カラーインク)のカートリッジで、対応用紙サイズはA4・レター・リーガル・B5・B6・A5・A6・はがき・L判・2L判・封筒などです。インクコストはL判フチなし約31.0円、A4カラー文書約11.4円、A4モノクロ文書約2.9円で、公式に「印刷コストは、インクコストのみの数値です(用紙コストは含みません)」と明記されています。メーカー製品ページの本体価格は「オープン価格」(価格につきましては、取扱販売店へお問い合せください、との表記)ですが、公式通販(ブラザーダイレクトクラブ)の通常価格表示は19,250円です。この19,250円はメーカー希望小売価格ではなく、公式通販の通常価格表示である点にご注意ください。

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HP Envy・Smart Tank——速度は「枚/分」表記、Envyはカートリッジ式・Smart Tankはボトル式

HPは、Envyシリーズがカートリッジ式、Smart Tankシリーズがインクタンク式です。3機種とも印刷速度は「ISOモノクロ:約○枚/分」「ISOカラー:約○枚/分」という「枚/分」表記で、公式ページにipmという単位表記は確認できませんでした。

Envy 6120——シングルカートリッジモード、A4文書1ページ当たりの公式コストは未確認

公式仕様では、印刷速度がISOモノクロ約10枚/分(ドラフト約20枚/分)・ISOカラー約7枚/分(ドラフト約17枚/分)です。インク方式はシングルカートリッジモードで、HP68インクカートリッジ(黒・カラー3色一体型)を使用します。対応用紙サイズはA4・A5・A6・B5・封筒・はがき・往復はがき・10×15cm・L判などです。A4カラー文書1ページ当たりの公式インクコストは今回確認できませんでしたが、交換用のHP68インクカートリッジ(黒)は約160枚・4,260円、カラーは約120枚・4,260円という公式表記があります。カートリッジ価格と印刷可能枚数からA4文書1ページ当たりのコストを独自に計算すると、印刷パターンやクリーニング消費などを反映しない不正確な数値になるため、本記事では計算していません。HP希望販売価格は18,300円(税込)です。

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Envy 6520——Envy 6120と同じ速度公式表記、価格は上位

公式仕様では、Envy 6120と同じくISOモノクロ約10枚/分・ISOカラー約7枚/分です。インク方式もHP68インクカートリッジ(黒・カラー3色一体型)で共通です。A4カラー文書1ページ当たりの公式インクコストは今回確認できませんでした(交換カートリッジの価格・印刷可能枚数はEnvy 6120と同じ公式表記です)。HP希望販売価格は24,500円(税込)で、Envy 6120より6,200円高い価格設定です。

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Smart Tank 5105——インクタンク式、A4文書コストは公式に確認できる数少ない機種

公式仕様では、印刷速度がISOモノクロ約12枚/分(ドラフト約22枚/分)・ISOカラー約5枚/分(ドラフト約16枚/分)です。インク方式はボトル補充式のインクタンク(HP32インクボトル黒・HP31インクボトル)で、対応用紙サイズはA4・A5・A6・B5・封筒・はがき・往復はがき・10×15cm・L判・2L判などです。インクコストはA4モノクロ約0.40円・カラー約1.13円(用紙コストは含まず、公式の算出基準日は2025年11月)で、HP3機種の中でA4文書コストを公式に確認できる数少ない機種でした。ただしキヤノン・ブラザーと算出条件が同一とは限りません。HP希望販売価格は30,400円(税込)です。

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買う前に確認したいこと

①印刷速度の単位はキヤノン・ブラザーが「ipm」、エプソンColorio EW-456Aが「秒」(A4文書のipmは未確認)、エプソンEcoTank EP-M476Tが「ipm」、HP3機種が「枚/分」です。単位が異なるため、本記事では換算・順位付けをしていません。特にHPの「枚/分」を他社の「ipm」と同じ数値として比較しないでください。

②インクコストは、A4文書のみの数値(キヤノン・ブラザー・エプソンEcoTank・HP Smart Tank)と、写真のインク・用紙合計コスト(エプソンColorio EW-456AのL判写真約32.3円)が混在しています。エプソンColorio EW-456Aの「約32.3円」はL判写真のインク・用紙合計コストであり、A4カラー文書の約16.2円とは別の数値です。ブラザー・HP Smart Tankの数値は用紙コストを含まない「インクのみ」の数値であることが公式に明記されています。

③HP Envy 6120・6520のA4文書1ページ当たりの公式インクコストは確認できませんでした。交換用インクカートリッジの価格・印刷可能枚数(HP68黒:約160枚・4,260円、カラー:約120枚・4,260円)は公式に確認できますが、そこから独自に1ページ当たりコストを計算した数値は本記事に掲載していません。

④価格はいずれもメーカー公式サイト・公式ストアの掲載価格(キヤノンオンラインショップ価格・エプソンダイレクトショップ販売価格・ブラザー公式通販通常価格・HP希望販売価格)であり、家電量販店・Amazon・楽天市場等の実売価格・市場最安値ではありません。エプソンColorio EW-456Aとブラザーの製品ページ上の本体価格は「オープン価格」で、メーカー希望小売価格そのものは非公表です。

⑤エプソンEcoTank EP-M476Tの直販価格31,350円(税込)は、公式ページ確認日が2026年9月5日、価格基準日が2026年7月1日と異なります。ブラザーDCP-J529Nの19,250円は公式通販の通常価格表示であり、メーカー希望小売価格ではありません。

⑥キヤノンPIXUS各機種の速度・インクコストの数値を、PIXUSシリーズ全体の代表値として扱わないでください。キヤノン公式も「当社測定環境下における参考値」「あくまでも目安となる数値」と注記しています。同様に、エプソン全体・HP全体の価格帯や速度傾向についても、今回確認できた機種の範囲を超えた断定はしていません。

⑦本記事のAmazon・楽天市場リンクは、個別モデルのASIN・A8リンクを今回確認できなかったため、検索結果ページへのリンク(検索リンク形式)としています。表示される商品が本記事で紹介したモデルと完全一致しているか、購入前に商品名・型番を必ずご確認ください。

この記事の調べ方

印刷速度・インク方式・対応用紙サイズ・インクコスト・価格は、いずれもキヤノン・エプソン・ブラザー・HPの公式製品ページ・公式仕様ページ(メーカー公式サイト、Tier1情報源)の記載を、確認日(2026年9月5日)とともに採用しています。公式ページで数値が確認できなかった項目(エプソンColorio EW-456AのA4文書ipm、モノクロ文書コスト、通常本体価格。HP Envy 6120/6520のA4文書1ページ当たりコスト。ブラザーのメーカー希望小売価格)は「未確認」「非公表」として明記し、他の数値からの換算や推測で埋めていません。印刷速度の単位(ipm・秒・枚/分)、インクコストの算出条件(文書のみ・写真込み・用紙込みかどうか)、価格の性質(公式オンラインショップ価格・直販価格・希望販売価格・オープン価格)についても、公式引用の表現を尊重し、本記事の側で単位を揃えたり換算したりしていません。

まとめ——「ipm」の数字だけで選ぶ前に、まず公表単位と算出条件を確認する

今回はっきりしたのは、①印刷速度の公表単位が「ipm」「秒」「枚/分」の3種類に分かれており、キヤノン・ブラザーの「ipm」とHPの「枚/分」を単純比較できないこと、②インクコストもA4文書のみの数値と写真のインク・用紙合計コストが会社によって混在しており、同じ「インクコスト」という言葉でも算出対象が違うこと、③価格もメーカー公式オンラインショップ価格・直販価格・希望販売価格・オープン価格が混在しており、市場の実売価格ではないこと、の3点です。初期費用を抑えたい方はキヤノンPIXUS TS3730(公式価格8,800円)、印刷量が多くA4文書のランニングコストを抑えたい方はエプソンEcoTank EP-M476T(公式A4文書コストがカラー約0.9円・モノクロ約0.3円)が、今回確認できた公式情報の範囲では有力な候補になります。ただしいずれの機種も、速度・コストの数値は測定条件やメーカーの算出基準に左右されるため、購入前に各社公式仕様ページの最新情報をご確認ください。

家電の公表項目がブランドごとに違うという傾向は、食洗機4機種を比較した記事モバイルバッテリー3種を比較した記事でも見られました。あわせてご覧ください。

迷ったらこれ(要注意点あり):とにかく初期費用を抑えたい方はキヤノン PIXUS TS3730(公式価格8,800円・税込)、印刷量が多くA4文書のインクコストを抑えたい方はエプソン EcoTank EP-M476T(公式A4文書コストがカラー約0.9円・モノクロ約0.3円)が候補です。ただし速度・インクコストの単位や算出条件はメーカーごとに異なるため、数値の大小だけで即決せず、ご自身の主な用途(文書中心か写真印刷もするか)を先に確認したうえで検討することをおすすめします。

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