TANOSEE・スマートバリュー・ASKUL R70のA3コピー用紙(500枚×2〜3冊)を徹底比較——高白色紙と再生紙で1枚あたり単価がそろって1.94円、中性紙タイプだけ2.62円だった
年末の資料作成や学校・自治体の配布物準備など、A3コピー用紙を500枚単位でまとめ買いする場面は少なくありません。今回は、税込3,000円以内で買えるA3・500枚×2〜3冊クラスの商品として、TANOSEE αエコペーパー タイプTR A3、スマートバリュー コピーペーパー中性紙A3 A004J、ASKUL リサイクルコピーペーパーR70 A3の3商品を、各社・正規販売元の掲載情報をもとに比較しました。送料・会員価格・ポイント還元・まとめ買い割引は含めず、商品本体の税込価格で比較しています。
先に断っておくと、この記事はどのコピー用紙が「すべてのプリンターに対応」「紙詰まりしない」「最も白い」「環境に優しい」といった一律の優劣を保証するものではありません。今回はっきりしたのは、原料も白色度もまったく違う2つの紙——高白色PPC用紙(TANOSEE)と再生紙(ASKUL R70)——の1枚あたり単価が、そろって1.94円という同じ表示になったという事実と、中性紙タイプ(スマートバリュー)だけが2.62円と目立って高かったという事実です。
先に結論——あなたはどのタイプ?
- 白さを重視し、古紙不使用の紙を試したい → TANOSEE αエコペーパー タイプTR A3(白色度約94%・古紙配合率0%、1枚あたり1.94円)
- 環境配慮を重視し、古紙パルプ配合の再生紙を試したい → ASKUL リサイクルコピーペーパーR70 A3(古紙パルプ配合率70%・白色度約70%、1枚あたり1.94円)
- 標準的な中性紙・インクジェット対応も含めた汎用性を重視したい → スマートバリュー コピーペーパー中性紙A3 A004J(1枚あたり2.62円、ただし2冊分の計算値である点に注意)
- 3商品とも税込3,000円以内で試せる価格帯 → 用途(白さ・環境配慮・汎用性)を先に決めてから選ぶという考え方もできます
比較表——1枚あたり単価・紙のタイプ・白色度・古紙配合率
| 商品 | 紙のタイプ | 坪量 | 白色度※1 | 古紙配合率 | 梱包・合計枚数 | セット価格※2 | 1枚あたり単価※3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| TANOSEE αエコペーパー タイプTR A3 型番AETR-A3 JAN4571347159882 |
高白色PPC用紙 (国産・上質紙) |
約66g/m² | 約94% (ISO方式) |
0% | 500枚×3冊 合計1,500枚 |
2,904円 (たのめーる) |
1.94円 |
| スマートバリュー コピーペーパー 中性紙A3 型番A004J JAN4547345001782 |
中性紙 マルチタイプ |
約68g/m² | ISO約88% | 非公表 (PEFC認証品) |
500枚×2冊(計算値) 合計1,000枚 |
2,618円 (1,309円×2冊/スマートオフィス) |
2.62円 |
| ASKUL リサイクルコピー ペーパーR70 A3 JAN4535164033053 |
再生紙タイプ (古紙パルプ配合) |
約66g/m² | 約70% (ページ内に約69%表記もあり) |
70% | 500枚×3冊 合計1,500枚 |
2,911円 (ASKUL) |
1.94円 |
※1 白色度はメーカー・販売元の公表値をそのまま記載したもので、「最も白い」「印刷に向く」といった優劣の判定はしていません。ASKUL R70は商品ページ内の欄によって約70%と約69%の表記が分かれているため、両方を注記しています。※2 セット価格は税込・執筆時点の参考価格で、TANOSEEはたのめーる、スマートバリューはスマートオフィス(1冊税込1,309円を2冊分として計算)、ASKUL R70はASKULでの掲載価格です。スマートバリューのみ、500枚×2冊の専用セット商品としての価格表示ではなく、1冊価格からの計算値である点にご注意ください。※3 1枚あたり単価はセット価格を合計枚数で割った編集部試算です。TANOSEEは2,904円÷1,500枚=1.936円、スマートバリューは2,618円÷1,000枚=2.618円、ASKUL R70は2,911円÷1,500枚=1.9407円で、表示上はTANOSEEとASKUL R70がそろって1.94円になります。
気づいた非対称——紙質は別物なのに単価がそろい、比較に使った価格の「性質」もそろっていなかった
①別物の紙が、同じ単価に並ぶ——TANOSEEは古紙を一切使わない高白色PPC用紙(白色度約94%)、ASKUL R70は古紙パルプを70%配合した再生紙タイプ(白色度約70%)で、原料も製法もつくり手の狙いもまったく異なる紙です。それにもかかわらず、セット価格は2,904円と2,911円でわずか7円差、しかもどちらも500枚×3冊・合計1,500枚という同じ梱包のため、1枚あたり単価は表示上どちらも1.94円になります。「単価が同じなら中身も近い」と思い込んでしまいそうですが、実際には白さも古紙配合率もまったく違う商品です。
②比較に使った3つの価格は、同じ「性質」の数字ではない——TANOSEE(2,904円)とASKUL R70(2,911円)は、どちらも実際に500枚×3冊のセットとして販売されている価格をそのまま使っています。一方でスマートバリュー(2,618円)は、確認できた範囲で500枚×2冊の専用セット商品としての価格表示がなく、1冊500枚・税込1,309円という単品価格を単純に2倍にした比較用の計算値です。3商品とも「セット価格÷合計枚数」という同じ式で単価を出していますが、もとになっている価格の成り立ちまでは揃っていません。
私たちはこの記事で、単価が同じTANOSEEとASKUL R70のどちらが「お得」か、単価が高いスマートバリューが「割高」かという優劣の判定はしません。事実として言えるのは、単価という1つの数字だけを見て選ぶと、紙質の違いや価格の成り立ちの違いを見落とす可能性があるということです。
3商品それぞれの特徴
TANOSEE αエコペーパー タイプTR A3——白色度約94%の高白色PPC用紙、古紙配合率0%
たのめーるの商品ページによると、TANOSEE αエコペーパー タイプTR A3(型番AETR-A3、JAN4571347159882)は、A3(297×420mm)・坪量約66g/m²・厚み約0.090mmの高白色PPC用紙で、国産品・上質紙とされています。白色度は約94%(ISO方式)、古紙配合率は0%で、1箱は500枚×3冊、合計1,500枚、外箱はフラップ開封式です。販売元表示では、モノクロコピー機・モノクロレーザープリンター・カラーコピー機・カラーレーザープリンターへの対応が確認できますが、インクジェット対応の表示は確認できなかったため、この記事でもインクジェット対応とは記載していません。税込セット価格はたのめーる掲載の2,904円で、1枚あたりの単価は1.94円です。現行のたのめーる掲載では販売終了表示は確認できませんが、販売元ページには仕様・パッケージが予告なく変更される場合がある旨の記載があります。なお、同じタイプTRでも「たのくんの森」版(型番AETR-A3-T、JAN4589585764119)という別商品が流通しているため、購入時は型番・JANの一致をご確認ください。
Amazon.co.jpのASINは、今回の調査では型番・JANと一対一で対応するものを第三者サイト経由でも確実に特定できなかったため「未確認」として扱い、商品直リンクではなく検索リンクを設置しています。
TANOSEE αエコペーパー タイプTRをAmazonで探す 楽天市場で探すスマートバリュー コピーペーパー中性紙A3 A004J——標準的な中性紙マルチタイプ、比較価格は1冊価格の2倍換算
スマートオフィスの商品ページによると、スマートバリュー コピーペーパー中性紙A3 500枚 A004J(型番A004J、JAN4547345001782)は、A3(297×420mm)・坪量約68g/m²・紙厚約90μmの標準的な中性紙・マルチタイプで、白色度はISO約88%、生産国は海外製、PEFC認証品、紙目は長辺方向(縦目)です。メーカー・販売元表示では、カラーコピー機・モノクロコピー機・カラーレーザー・モノクロレーザー・インクジェット・ファクシミリへの対応が確認できます。スマートオフィスでは1冊500枚を税込1,309円で販売しており、500枚×2冊の専用セット商品としての価格表示は確認できませんでした。このため、この記事では1冊税込価格を2倍にした2,618円(1,000枚)を比較用の価格として使っています。1枚あたりの単価は2.62円で、今回比較した3商品の中でもっとも高い単価です。現行の商品ページでは1冊500枚の販売が確認できる一方、A3・500枚×2冊の専用セット商品や、個別の生産終了・容量変更・パッケージリニューアルの告知は確認できませんでした。
Amazon.co.jpのASINは、今回の調査では型番・JANと一対一で対応するものを第三者サイト経由でも確実に特定できなかったため「未確認」として扱い、商品直リンクではなく検索リンクを設置しています。
スマートバリュー コピーペーパー中性紙をAmazonで探す 楽天市場で探すASKUL リサイクルコピーペーパーR70 A3——古紙パルプ配合率70%の再生紙タイプ、単価はTANOSEEと同じ1.94円
ASKULの商品ページによると、リサイクルコピーペーパーR70 A3 1箱(500枚入×3冊) アスクル オリジナル(JAN4535164033053、商品ページ上で独立した型番表記は未確認)は、A3(297×420mm)・坪量約66g/m²・紙厚約93μm(0.09mm)の古紙パルプ配合リサイクルコピー用紙で、標準白色度より低めの再生紙タイプです。白色度は商品詳細欄で約70%、特徴欄では約69%と表示が分かれているため、この記事では両方を注記しています。古紙パルプ配合率は70%、紙目はタテ目、グリーン購入法適合品です。梱包は500枚×3冊、合計1,500枚で、税込セット価格は2,911円、1枚あたりの単価は1.94円で、TANOSEEと表示上同じ単価になります。対応プリンター種別は、ASKULの商品ページ上で明確に確認できなかったため、レーザー・インクジェット・FAXなどの対応可否は「未確認」として扱い、商品名がコピー用紙であることだけを根拠にした対応表示の推測はしていません。ASKUL商品ページでは在庫あり・500枚×3冊・合計1,500枚の現行商品として確認できましたが、商品ページには仕様・パッケージデザインが予告なく変更される場合がある旨の記載があります。
Amazon.co.jpのASINは、今回の調査では第三者サイトでJAN・商品情報は確認できたものの、確実に特定できなかったため「未確認」として扱い、商品直リンクではなく検索リンクを設置しています。
ASKUL リサイクルコピーペーパーR70をAmazonで探す 楽天市場で探す価格について——セット価格と実売価格は別物です
今回比較した3商品の価格は、TANOSEEはたのめーる、スマートバリューはスマートオフィス、ASKUL R70はASKULで、それぞれ2026年9月8日時点に確認した税込価格です。これは特定の販売元で確認できた掲載価格であり、Amazon・楽天市場を含む他の通販サイトでの販売価格(実売価格)とは異なる場合があります。スマートバリューは、500枚×2冊の専用セット価格ではなく1冊税込1,309円を2倍にした計算値である点に重ねてご注意ください。また、価格.comベースでは3,000円を超えるコクヨKB用紙、北越コーポレーションのマリコピー、リコーのA3・500枚×3冊などは今回の比較対象から除外しています。王子製紙の再生PPC用紙100は過去に税込2,774円の掲載が確認されていましたが、ASKUL上で「お取扱い終了」の表示に切り替わっているため、現行候補には含めていません。購入前に、各リンク先で最新の価格・在庫をご確認ください。
買う前に——非公表項目と型番混同・保管方法について
スマートバリューの古紙配合率と、3商品共通の保管温湿度指定は非公表・未確認です——スマートバリューはPEFC認証品であることは確認できましたが、古紙配合率そのものは今回確認できた商品ページの範囲では非公表として扱っています。また、3商品とも商品固有の保管温湿度指定(気温・湿度の具体的な数値)は確認できませんでした。一般的なメーカー指針としては、未使用分は包装を開けず、開封後は元の包装や防湿性のある袋に戻し、直射日光・高温多湿を避けて水平に保管する方法が案内されています(参考:キヤノンの用紙保管指針)。特にASKUL R70のような再生紙タイプは吸湿やカールによる印刷トラブルを避けるため、使用分だけ開封する運用が無難とされています。
TANOSEEには型番の異なる「たのくんの森」版(AETR-A3-T)が、ASKUL R70と同系統の候補には過去に王子製紙の再生PPC用紙100(現在は取扱終了)がそれぞれ流通・存在しており、混同を避けるため型番・JANの確認をおすすめします。3商品ともAmazon.co.jpのASINは今回の調査で確実に特定できなかったため「未確認」としています。誤った商品ページへの誘導を避けるため、この記事ではAmazonの商品直リンクではなく、商品名による検索リンクのみを設置しています。検索結果には類似商品や別型番の商品が混在する可能性があるため、購入前に商品ページの型番・JAN表記をご確認ください。
この記事は、どのコピー用紙が「すべてのプリンターに対応」「紙詰まりしない」「最も白い」「環境に優しい」といった一律の優劣を保証するものではありません——白色度・坪量・古紙配合率・対応プリンター種別・1枚あたり価格といった、公式・正規販売元に確認できた客観情報の整理にとどめています。対応プリンター種別は商品ごとに確認できた範囲のみを記載し、確認できなかったものは「未確認」としています。
まとめ
今回はっきりしたのは、①TANOSEE・スマートバリュー・ASKUL R70のA3コピー用紙は、セット価格2,618円〜2,911円という近い価格帯に見えても、1枚あたりの単価はTANOSEE・ASKUL R70がそろって1.94円、スマートバリューだけ2.62円だったこと、②TANOSEE(高白色PPC・古紙配合率0%)とASKUL R70(再生紙・古紙パルプ配合率70%)は原料・白色度がまったく異なる紙にもかかわらず、表示上の単価が一致していたこと、③スマートバリューの2,618円は500枚×2冊の専用セット価格ではなく1冊価格を2倍にした計算値であり、TANOSEE・ASKUL R70の実売セット価格とは成り立ちが異なること、④3商品ともAmazon ASINは未確認で、この記事では検索リンクのみを設置していること、の4点です。「単価が同じだから同じ紙」でも「単価が高いから質が良い」でもなく、紙のタイプ・白色度・古紙配合率・価格の成り立ちという比較材料を確認したうえで、用途に合わせて選ぶのがこの3商品の実態に合っていると私たちは考えます。
この記事の結論は「どれが一番お得か」ではありません。1枚あたり単価が同じ・近いように見えても、紙質(高白色紙か再生紙か)や比較価格の成り立ち(実売セット価格か計算値か)という、単価だけでは見えない違いを整理することにとどめています。3商品とも税込3,000円以内で試せる価格帯でもあるため、用途に合わせて選んでみるのも一つの考え方です。購入時は各リンク先の最新価格・型番表記を必ずご確認ください。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 3商品ともAmazonの商品ページから直接買えますか?
- 今回確認した範囲では、3商品ともAmazon.co.jpのASINを確実に特定できませんでした。誤った商品への誘導を避けるため、この記事ではAmazonへの商品直リンクではなく、商品名による検索リンクのみを設置しています。
- Q2. 紙質がまったく違うのに、なぜTANOSEEとASKUL R70の1枚あたり単価が同じなのですか?
- TANOSEEは古紙配合率0%・白色度約94%の高白色PPC用紙、ASKUL R70は古紙パルプ配合率70%・白色度約70%の再生紙タイプで、原料もつくり方も別物の紙です。それでもセット価格は2,904円と2,911円で7円しか違わず、どちらも1,500枚(500枚×3冊)という同じ枚数のため、1枚あたり単価はどちらも1.94円という表示になります。厳密にはTANOSEEが1.936円、ASKUL R70が1.941円で完全に同一の数値ではありませんが、表示価格ベースでは同じ単価に並ぶという点は購入前に知っておく価値があると私たちは考えます。
- Q3. スマートバリューの2,618円は、実際に買える2冊セットの価格ですか?
- いいえ。スマートバリュー コピーペーパー中性紙A3 A004Jは、確認できた範囲では1冊500枚・税込1,309円での販売が基本で、500枚×2冊の専用セット商品としての価格表示は確認できませんでした。この記事で使っている2,618円は、1冊の価格を単純に2倍にした比較用の計算値です。TANOSEE・ASKUL R70は実際に500枚×3冊として販売されている価格をそのまま使っているため、3つの価格は同じ「性質」の数字ではない点にご注意ください。
- Q4. 白色度が高い紙のほうが印刷に向いていますか?
- この記事では判定していません。白色度はTANOSEEが約94%、スマートバリューがISO約88%、ASKUL R70が約70%(ページ内には約69%表記もあり)とメーカー・販売元の公表値を紹介するにとどめ、「最も白い」「もっとも印刷に向く」といった優劣の断定はしていません。用途や好みに応じてご検討ください。
- Q5. この記事の価格は今後もそのまま買える価格ですか?
- 本文の価格は、たのめーる(TANOSEE)・スマートオフィス(スマートバリュー)・ASKUL(ASKUL R70)でそれぞれ確認できた税込価格(2026年9月8日時点)です。各販売元とも、メーカー都合による仕様・パッケージの変更が予告なく行われる場合がある旨を案内しています。TANOSEEには型番の異なる「たのくんの森」版、王子製紙の類似商品には取扱終了の例もあるため、購入前に各リンク先で商品名・型番と最新価格をご確認ください。